Excelを使った統計解析とグラフ化入門

 

2012年11月24日(土)JACET関西支部秋季大会(プログラムpdf
でのワークショップ「Excelを使った統計解析とグラフ化入門」の
資料やリンクを公開します。WSの概要はこちら

 

演習用ファイル(ダウンロード)

(1) 記述統計と t 検定用ファイル
(2) 表と図作成用ファイル

 

説明スライド(サビ抜き)

 

Twitter での実況解説をこちらにまとめました
@ozapro18 さん,どうもありがとうございました。

JACET関西支部の”JACET Kansai Conference Report” 
でも,当日の様子が報告されています。

 

WS 中に紹介したサイトや書籍・論文,
参考になるサイトへのリンク(スライド出現順)

 

 

 

関西大学外国語教育学研究科 創立10周年記念シンポジウム

 

関西大学外国語教育学研究科では、創立10周年を記念して、下記の
シンポジウムを開催します。多数のみなさまのお越しをお待ちして
おります(参加無料ですが事前申し込みが必要です)。

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関西大学外国語教育学研究科
創立10周年記念シンポジウム
『外国語教育学の未来-理論・実践・検証』
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日時: 2012年11月24日(土)
場所: 関西大学千里山キャンパス100周年記念会館
(※参加無料、事前申し込みが必要です)

<主な行事>
◆9:50-10:50
染谷泰正(関西大学教授)
講演: 大学での英語教育における通訳・翻訳の意義 ― ヨーロッパ
共通参照枠(CEFR)によるコミュニケーションのための言語活動の
新たな定義に関連して

◆11:00-12:00
八島智子(関西大学教授)
講演: 多文化世界の外国語教育研究: コミュニケーション論的転回

◆12:00-13:00
ポスターセッション: 研究科修了生による成果発表

◆13:15-14:45
當作靖彦(カリフォルニア大学サンディエゴ校教授)
講演: グローバル時代の言語教育 ― 言語の位相の変化と対象領域の拡大

◆15:00-16:00
研究科修了生によるパネルプレゼンテーション: 教育の現場で活かす研究科の学び

◆16:10-17:50
Merrill Swain(トロント大学名誉教授)
講演: Affect, cognition and linguistic performance: theory
and practice

<詳細な情報と申し込み>
下記のページのリンクをご参照ください。
http://www.kansai-u.ac.jp/Gr_sch/fl/symposium.html

<問い合わせ>
関西大学政外オフィス
gaiji[at]ml.kandai.jp

 

学習方略使用時の脳活性化 (Takeuchi et al., 2012)

 

Reading in a Foreign Language に以下の論文が掲載されました。

Takeuchi, O., Ikeda, M., & Mizumoto, A. (2012). The cerebral basis for language learner strategies: A near-infrared spectroscopy study. Reading in a Foreign Language, 24, 136–157. Retrieved from http://nflrc.hawaii.edu/rfl/October2012/articles/takeuchi.pdf
(オープンジャーナルですので,本文 pdf をご覧になれます。)

本研究は,Macaro (2006) の仮説である,外国語学習方略の脳内基盤が
ワーキングメモリにあるということを光トポグラフィーという機器を用いて,
実証的に示したものです。

 

 

International Conferences in 2013

 

2013年3月の AAALTESOL は Proposal が
間に合わなかったので参加する予定はありませんが,
以下のうち,どれかには行きたいと思っています。
備忘録として。

48th RELC International Seminar
Dates: March 18 – 20, 2013
Location: SEAMEO Regional Language Centre, Singapore
Deadline for proposals: October 20, 2012

CALICO Conference 2013
Dates: May 21 – 25, 2013
Location: University of Hawai’i
Deadline for proposals: October 31, 2012

WorldCALL 2013
Dates: July 10 − 13, 2013
Location: University of Ulster, Glasgow, Scotland
Deadline for proposals: October 31, 2012

EUROSLA 23
Dates: August 28 − 31, 2013
Location: Amsterdam, Netherlands
Deadline for proposals: n/a

BAAL 2013
Dates: September 5 − 7, 2013
Location: Heriot-Watt University, Edinburgh, Scotland
Deadline for proposals: n/a

2014年は,3月末に AAAL と TESOL が Portland, OR であり,
AILA2014 が8月中旬に Brisbane, Australia で開催されます。
ILA2014も Bangkok, Thailand でたぶん同時期にあります。)

 

ジャーナル最新号のチェック(続編)

 

昨日ブログに書いたように,ジャーナル最新号の論文タイトルだけを
一覧できる,このようなサイトを作りたいと思っていました。

そこで,WordPress のプラグインの RSSImport を使って,
ジャーナル最新号の論文タイトルを一覧できる,
以下のようなアンテナサイトを作ってみました。
Current Issues of Academic Journals

これで各ジャーナル最新号のタイトルが一覧できるようになりました。
(RSSImport の使い方で参考になったのはこちらの記事

読み込みに多少時間がかかるのと,あまり美しくないのが欠点です…

RSS配信されていないサイトについては,
RSS を作ってくれるサービスを使いました。

しかし,このままではジャーナルのタイトルごとにしか並んでおらず,
時系列になっていないため,Lifestream のようなプラグインで
対応しようかと思っています。

時系列に並べるのは,Google Reader にこのように新着順で並ぶので,
対応できるかなと思っています。

<自分用まとめ>

  • RSS feed のあるジャーナルは,Google Reader に追加し,
    WordPress の RSSImport でタイトルをブログに表示する。
  • RSS feed がないジャーナルは,トップページや “current issue” に
    更新があるのであれば,はてなアンテナでサイトを登録し,
    更新がなければ サイトで提供されてる(なければ無理ですが)
    Email alert に登録。

今回,何を一番学んだかを振り返ってみると,
「Google と WordPress は便利すぎる。」といったところでしょうか(笑)

ジャーナル最新号のチェック

 

これまで,このHPに掲載している自分が読みたいジャーナルは,
はてなアンテナにこのような形で登録して,通知メールを受けてから
確認するようにしていましたが,うまくできないケースが増えてきたので,
Google Reader で RSS のフィードを読み込むようにしました。

本当はこういうのが作りたかったのですが,時間がかかりそうだったので断念。

RSSがないものや(残念なオンラインジャーナルに多い!),
CiNiiで発行1年後から公開される以下のようなものは,
これまで通りはてなアンテナに入れて確認するようにします。

Language Education & Technology (CiNii)

ARELE (CiNii)

JALT Journal

JACET Academic Journals (CiNii)

教育心理学研究 (CiNii) 

教育心理学年報 (CiNii)
 


 

メソドロジー研究部会/言語テスティング・第二言語習得合同勉強会(2012/11/10)

 

この勉強会の togetter はこちらです

 

次回のLET関西支部メソドロジー研究部会は,
筑波,神田外語の院生が中心として行っている,
言語テスティング・第二言語習得合同勉強会
との共催で,以下のように予定しています。

LET会員・非会員に関係なく参加費無料です。

 

メソドロジー研究部会 / 言語テスティング・第二言語習得合同勉強会

研究会全体プログラム(pdf)

日時:11月10日(土)13:00-17:00

場所:流通科学大学東京オフィス(サピアタワー9F,新幹線日本橋口徒歩1分)


より大きな地図で 流通科学大学東京オフィス を表示

内容:

1. <13:10–13:40>
「構造方程式モデリング:モデル構築の再検討」
今野 勝幸(静岡理工科大学)

2. <13:45–14:15>
「マルチレベルモデルのはなし(見習い編)」
水本 篤(関西大学)

3. <14:20–14:50>
「協働学習(ペア活動)におけるデータの分析について」
山西 博之(関西大学)

4. <15:10–15:40>
「プリ・ポストデザインにおける得点の比較」
印南 洋(芝浦工業大学)

5. <15:45–16:15>
「変数間の関係を要約する・解釈する:散布図・相関分析・回帰分析」
前田 啓朗(広島大学)

6. <16:20–16:50>
「日本語リズムの揺れと音楽演奏テンポの揺れ―人のリズム活動に潜む機序を求めて」
東 淳一(順天堂大学)

研究会終了後に,懇親会を予定しています。
17:30-20:00(予定)懇親会@夢酒知花

 

 

「メソドロジー研究部会」の紹介

 

【LETメールマガジン 第87号】 (2012年04月09日)より

LET 関西支部メソドロジー研究部会は,2010年に発足しました。
この研究部会では,「研究の『正しい』所作を学ぶ」をテーマとし,
研究手法全般に関する内容を取り上げています。

本研究部会には,2つの特徴があります。
1つ目は,参加者全員が関心のある話を聞けるという点です。

同じ外国語教育研究と言えども,専門とする研究内容が違えば,
学会発表を聞いていてもわからないということがありますが,
本研究部会で取り上げている内容は,どのような研究に携わって
いる人にも関係があり,共通する部分であるメソドロジーを
学ぶことができます。

また,さまざまな研究内容における分析方法や問題点を,
メソドロジーという観点から知ることができます。

2つ目の特徴は,参加者には比較的,若手研究者が多いと
いうことです。

部会の目標の1つに,「これから研究を始める人も,これまで
多くの研究を行ってきた人も,経験,業績などにかかわらず,
ネットワークを広げていける場を提供する」というものもありますが,
参加者にはベテランの研究者というよりは,若手研究者が多いようです。

そのため,北は北海道から南は沖縄まで,真剣により良い研究手法を
学ぼうとする意気込みの若手研究者が,研究会に毎回集まり,
質疑応答では,所属や氏名など名乗ることなく,自分たちの
学びたいことについて熱く語り合っています。

参加者・発表者は LET 会員である必要はありません。
2011年2月には,筑波大学と神田外語大学の院生が中心となって
行っている「言語テスティング・第二言語習得合同勉強会」と
研究会を共催したり,2012年2月の研究会では,
浦野 研 先生(北海学園大学)に
論文審査と編集作業のウラ側−JALT Journalの場合−
というタイトルのお話をしていただいたりと,学会や支部の
メンドクサイ枠組みを越えて,(本来の学会のあるべき姿である)
「本当に学びたいことを学ぶ場」になっています。

 

<メソドロジー研究部会報告論集>

この2年(2010年度,2011年度)の活動で,
それぞれの年度ごとに,部会の報告論集を発行しました。

この報告論集はオンラインで公開されており,この研究部会の
「本気度」がわかる内容となっていますので,ご一読いただければと思います。

 

 

Larson-Hall (2010) の R 版

 

Larson-Hall, J. (2010). A guide to doing statistics in second language research using SPSS. New York: Routledge.

この本の冒頭で,著者は「本当は R の本が書きたかったけど,出版社にそれでは売れないから,SPSS の本にしてくれ」と言われたと書いています。

その無念(?)を晴らすためかどうかはわかりませんが,この SPSS 本のコンパニオンサイトには,無料でこのような資料があります。

A Guide to Doing Statistics in Second Language Research Using R

この資料は,SPSS本での分析に加えて,特に作図の際の R のコードが丁寧に説明されていたり,robust statistics の説明も詳しいため(外れ値を多く含む値を扱う研究では,参考にしてみてもよるとよいかもしれません),とても参考になります。

ちなみに,この資料では,mixed-effects models について,次のように書いていました。

“There is then ample reason to consider the use of mixed-effects models above a traditional RM ANOVA analysis for repeated-measures data. … I do recommend that readers take a look at other treatments of mixed-effects models, including the very clear Crawley (2007), and also Baayen (2008), which contains examples from psycholinguistics, especially work with reaction times and decision latencies” (p. 255).

Baayen, R. H. (2008). Analyzing linguistic data: A practical introduction to statistics using R. Cambridge: Cambridge University Press.
Crawley, M. J. (2007). The R book. New York: Wiley.

こういう優れた資料をオンラインで無料で入手できるのは,R を使う大きな利点だと思います。