
LexiTracker LMS 版は、英語学習支援ツールであるLexiTrackerを、授業や教室環境で使いやすくするために開発したLearning Management Systemです。
LexiTrackerには、個人で利用できるパブリック版があります。それに対してLMS版では、先生が学習者の使用状況を確認したり、教材や単語リストを配布したり、ライティングやスピーキング原稿の作成プロセスを確認したりすることができます。
LexiTracker LMS版はこちらからアクセスできます。
LexiTracker LMS版
個人利用向けのパブリック版はこちらです。
LexiTracker パブリック版
LexiTracker LMS版は、先生方が授業の中で生成AIを活用した英語学習を取り入れやすくするために作成したツールです。読む、語彙を学ぶ、書く、話すといった活動を支援しながら、その学習プロセスを先生が確認できるようにしています。
パブリック版と同様に、LMS版も無料でお使いいただけます。ただし、裏側で使用している生成AIの利用料金は、私が研究費から支払っています。そのため、本記事は「ぜひ多くの方に使ってください」と強くお願いするものではありません。ご担当の授業や学習者の状況に合わせて、無理のない範囲でご検討いただければと思います。
ログイン画面と学習者登録

LexiTracker LMS版を使用するには、学習者の登録が必要です。登録に必要な情報を先生または学校からご提供いただき、管理者である私が登録を行います。
登録された情報は、ご依頼いただいた先生と管理者以外が見ることはできません。学習者のデータを許可なく別の目的で使用することはありません。個人情報は適切に管理し、登録およびシステム運用以外の目的では使用しません。
先生用の管理者画面

先生用の管理者画面では、担当している学習者がどれだけLexiTrackerを使用しているかを確認できます。確認できるのは、先生ご自身が担当または登録している学習者の情報のみです。
管理画面では、学習者数、アクティブユーザー数、学習セッション数などを一覧で見ることができます。また、保存したテキスト、未知語、アーカイブした語彙、レポート、Quick Support、Process Writing、Speakなどの使用状況も確認できます。
これにより、単に「使ったかどうか」だけではなく、どのような学習活動に取り組んでいるのかを把握しやすくなります。
学習者個人の使用状況を確認する

LexiTracker LMS版では、学習者一人ひとりの使用状況を詳しく確認できます。たとえば、学習者が入力したプロンプト、生成AIとのやり取り、保存したテキスト、未知語、復習履歴、生成された文、辞書やツールの使用履歴などを確認できます。
この機能は、生成AIを使った学習を「結果」だけで判断するのではなく、「どのように使ったのか」というプロセスを確認するために役立ちます。特にライティングやスピーキング原稿の作成では、完成した文章だけを見るのではなく、学習者がどのように考え、どのように修正し、どのようにAIから支援を受けたのかを把握することが重要になります。
なお、こうした学習履歴を確認する場合には、授業の中であらかじめ目的を説明し、学習者にもどのようなデータが記録されるのかを伝えておくことが大切です。
Process Writingの詳細確認
LexiTracker LMS版は、授業でライティングやスピーキング原稿を書かせるときに、プロセスに焦点を当てたフィードバックを可能にします。
Process Writing のマニュアルは以下です。
先生は、クラス名とトピックを選択することで、学習者の最初のドラフトと最終版を比較できます。どの程度修正されたのか、どの部分が追加・削除・置換されたのか、修正メモにどのような内容が書かれているのかを一覧で確認できます。

この機能を使うことで、完成した英作文だけでは見えにくい学習過程を確認できます。たとえば、最初のドラフトでは表現が不自然だった箇所が、最終版ではより自然な英語に修正されている場合、その変化を教師が把握しやすくなります。
また、生成AIを活用して、クラス全体でよく見られる誤りを分析することもできます。学習者が最初のドラフトを書いた段階で、主語と動詞の一致、冠詞の誤用や欠如、不自然な表現やコロケーション、適切な英単語の不足などを抽出し、教師向けにまとめて報告することができます。

このような分析は、個別フィードバックだけでなく、クラス全体へのフィードバックにも活用できます。たとえば、多くの学習者に共通して見られる誤りを次回の授業で取り上げることで、クラス全体の学習につなげることができます。
これらの機能は、私自身が授業で使いながら継続的に追加しているものです。機能の改善や追加についてご要望があれば、ぜひお知らせください。
リーディング用教材の配布

LexiTracker LMS版では、学習者に読ませたい教材を先生が管理画面から配布できます。タイトル、本文、対象クラス、公開期間を設定することで、指定したクラスの学習者に教材を共有できます。
授業で扱う英文、課題として読ませたい文章、ライティングやスピーキング活動の前に読ませたい資料などを、必要なタイミングで配布できます。学習者は配布された教材をもとに、語彙学習やライティング、スピーキングなどの活動につなげることができます。
学習させたい単語の配信

単語集などから、期限を決めて学習させたい単語がある場合には、単語と配信スケジュールを設定して、学習者側に配信できます。
たとえば、上記の例のように1セッション100語、1学期で1400語のように、授業計画に合わせた形で単語学習を設計できます。単語、意味、例文などをまとめて提示できるため、学習者は指定された期間内に計画的に語彙学習を進めることができます。
授業外学習として語彙学習を行わせたい場合や、授業で扱う教材に関連する語彙を事前に学ばせたい場合に活用できます。
単語学習進捗状況の確認

配信した単語について、学習者が期限までに学習しているかどうかを自動で記録し、先生が確認できます。
進捗状況は、クラスごと、セッションごとに一覧で確認できます。各学習者がどのセッションを完了しているか、全体の完了率がどの程度かを把握できるため、授業内外でのフォローアップがしやすくなります。
必要に応じてCSV形式でデータをダウンロードすることもできます。これにより、学習状況の記録、成績評価の参考資料、授業改善のための分析などにも活用できます。
さいごに
はじめにも書いたように、LexiTrackerの裏側で使用している生成AIの利用料金は、私が研究費から支払っています。
これは、生成AIによって英語学習や英語指導を大きくポジティブに変えることができるということを、先生方や学習者に実際にツールを使うことを通して知ってもらいたいという想いからです。
一人でも多くの先生の指導、そして学習者の学習が、より豊かなものになることを心より願っています。
使用される場合、機能の不具合や追加希望などがあれば、いつでもご連絡ください。
お問い合わせ:atsushi@mizumot.com